NASAの外惑星探査に関する3題

最近は太陽以外の恒星をめぐる惑星(系外惑星)に関するニュースが盛んに報じられていますが、ある程度以上詳しく調べられるのはまだまだ太陽系内の天体に限られており、ましてや探査機による接近調査が可能なのはその中でも限られた天体にすぎません。そして木星以遠の外部太陽系への探査機に関しては、現時点ではまだNASAの独擅場です。今回はそれらの探査機に関する最近の話題です。

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みなごろしのクロム (webマンガ)

 以前に取り上げたワンパンマンは、元は個人ベースのウェブコミックだったものが現在では商業展開するまでメジャー化していますが、今回取り上げるのはおそらくほとんどの人は知らないだろうと思われるマイナーウェブコミックです。素人によるウェブマンガ投稿サイトである「あしたのヤングジャンプ」で偶然見つけたのですが、人気?上位の多くを占めるどうしようもないエロマンガに交じって、ラフな絵が妙に目立っていて、読んでみようという気を起させました。同じ作者の投稿作品をまとめたページをリンクしておきます。
namakemonoの作品一覧
正直なところ、他の短編マンガは面白いとは思えない出来ですが、現時点で14話まで描かれている「みなごろしのクロム」はかなり変わった設定も相まってなかなか興味深く感じました。また、ラフな落書きレベルの絵にも妙な味わいが感じられます。
以下、ネタバレとなります。

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宇宙開発3題

 しばらくブログを放置していましたが、先月から今月にかけて宇宙開発関係でいくつかニュースがありましたので、それらをまとめて取り上げます。

1. NASAの有人月面探査計画の前倒し
これは2/25に報じられたニュースで、2021年以降に計画されていたオリオン宇宙船による有人月探査を、トランプ大統領が2019までに行うように指示したというものです。第一印象では良かったというよりも無理に急がせすぎと感じたのですが、記事をきっちり読んでみると、2019年に前倒しされるのはあくまで月軌道への有人往復であり、月面着陸は入っていないようです。となると、次のトピックにある民間の計画とかなり内容が被るのですが。

2. スペースX社による有人月周回計画
スペースX社、2018年末に民間人2人を月周回軌道へ
1のニュースでもすでにやや無理があるのでは、と感じたのですが、こちらのニュースには本当にびっくりしました。まだ試験フライトも行っていない機体によって2年以内に有人で月往復とは、ちょっと正気の沙汰とは思えないのですが、本当に成算があるのでしょうか?しかも専門の宇宙飛行士ではなく、民間人を乗せた宇宙旅行、はっきり言えば月観光旅行な訳で、普通に考えれば相当の安全性が必要なはずの事業です。そもそもこれが本当に2018年末までに行われたら、1のNASAによる計画を出し抜いている訳なので、ジョークニュースなのか真面目なニュースなのか、反応に迷うところです。

3. 「あかつき」の大気観測カメラ故障
YOMIURI ONLINEの記事JAXAの発表とでニュアンスが異なるものの、5台のカメラのうち2台が故障して復旧も不可能という事は動かない事実です。おそらくカメラの耐用年数が過ぎたのでしょうが、それ自体はあかつきが計画当初の軌道に乗らなかった時点で当然想定された結果で今更驚くほどの事ではありません。一昨年7月に当初の計画よりはかなり離れているとはいえ金星周回軌道に乗ってハヤブサに続く「成功美談」が賞賛されたものの、その後の観測結果がほとんど報じられなかったので妙だなとは思っていました。私には、やはりあかつきもハヤブサ同様の「失敗」だったとしか思えません。少なくともハヤブサ・あかつきを成功として持ち上げているようでは話にならないのでは。

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レックス・ルーサーとドナルド・トランプ

 アメコミ(正確にはそのうちのDC世界)ヒーローであるスーパーマンの最も重要な敵役であるレックス・ルーサーは、「禿げ頭の天才科学者」だけではなく、アメリカを代表する巨大企業のオーナーさらに政治家としての属性も持っています。そして所謂DVユニバースにおいては、彼が米国大統領となりその権力を利用してスーパーマンを始めとするヒーローと対決するという一連の作品群が存在しています。例えばこのブログで取り上げた「より良き世界」とそこから続くカドムスアークの作品は、やや変則ではありますがその世界線の物語です。
 さてトランプ大統領の就任以降、現実の米国がルーサー大統領の米国に重なるとか、トランプ大統領よりルーサー大統領の方がましだ、などの半ば冗談交じりの嘆きがネット上で見られています。しかしながら、おそらく彼らが思っている以上にトランプとルーサーとの相似は近く、この先の世界の混迷は冗談では済まないかもしれません。

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ヘルハウンド・プロジェクト (ロン・グーラート著)

 所謂「米文学」には含まれないパルプフィクションやアメコミなどのサブカルチャー系では、昔から「もしアメリカが独裁国家となったら」というテーマの作品が書かれていました。以前に紹介したジャスティスリーグの「より良き世界」やそこから始まるカドムスアークものなどはその一例です。これまではそれらはあくまでも「うっかり間違うとこうなってしまうよ」という警告に過ぎなかったのですが、ここ数週間のアメリカやさらには日本の状況を見るにつけ、「マンガが現実と化す」事が本当に起こりつつあると感じています。今回取り上げる「ヘルハウンド・プロジェクト」もまさにそういった作品の一つです。
 この作品は新潮文庫の「クリスマス13の戦慄」という短篇集に収録された中編SFで、他の収録作と比べて特に印象に残っています。この短編集には作者紹介がないため名前の正しい綴りすらわからず、以前に行った日本語表記での検索でも何も分からなかったのですが、この記事を書くために再度検索して見つけた記載を基にして英語綴りで再度検索した結果、英語版のWikipediaの記事を発見しました。Ron Goulart
この記事によると別名で書いていたアメコミ作家としての方が有名なようで、なるほどだからこそのこのテイストなのでしょう。この主人公とヒロインによる続編シリーズがあっても不思議ない気がしますが、残念ながら彼の小説作品はほぼ翻訳されていないようです。

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