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Justice Laegue Unlimited #2 "For the Man Who Has Everything"

第一話の粗筋を書いたときには気合いが入っていたのですが、とてもあの密度の記事を続ける事はできないと気がつきました。さらに言うと、何度聞いても英語が聞き取れない部分がやはり結構あるため、話の展開が完全には理解できません。そのため、とりあえず感想記事の方を先行し、粗筋の方は可能な範囲でぼちぼち書いていこうと思います。

第二話のリーグからの登場人物はスーパーマン、バットマンとワンダーウーマンのいわゆるBig3だけで、ヴィラン側も再登場となるモングルだけですから、旧Justice Leagueの一話であっても違和感がありません。

 登場したヴィランのモングルは「戦闘の星」に登場したバトルワールドの君主で、スーパーマンらによって支配体制を覆され、恐らく放浪の身となっていたようで、どうやらその恨みを晴らしに地球にやってきたと思われます。確かに前回も相当の実力がある所を見せていましたが、スーパーマンとも互角でワンダーウーマンでは歯が立たないとは恐れ入りました。

 怪しい植物での攻撃といえばポイズンアイビーの専門なので、個人的には彼女を登場させて欲しかった気がします。復讐のためあの植物を入手しようとポイズンアイビーを拉致したモングルが、逆に彼女のフェロモンにやられて操られていた、とかいう展開はどうでしょうか。しかしどう見ても怪しいプレゼントを安易に開けるとは、スーパーマンも迂闊な気がします。

 題名の通りの「全てを持っている男」の望みは、失われた故郷で家族に囲まれて平和に暮らす事でした。ワンダーウーマンのプレゼントの「クリプトンのバラ」もまた、スーパーマンの望みにぴったりのものと言えるでしょう。バットマンの「現金」というのは、確かに「プレゼントとして欲しいもの」の第一位なんでしょうが・・・。夢の中の彼の妻は、始めはロイスなのかと錯覚しましたが、髪の色が違うので別人ですね。一方バットマンの夢の方も分かり易い内容です。もしワンダーウーマンが取りつかれていたら、どんな夢を見ていたのでしょうか?

 「透明プレイン」はワンダーウーマンの単独シリーズでのアイテムですが、Justice Leagueでは初登場です。「失われた楽園」でセミケスラに戻ったときもジャベリン7を使うなど、これまではそのようなものを彼女が持っている描写はなかったので、もしかすると新リーグ結成を期して新たに作ったのでしょうか?彼女はバットマンとの親密さが目立ちますので、案外彼にねだって、ウェイン産業の資金を流用してもらったのかもしれません。
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テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック

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この話いいよね。

 これは有名なエピソードですね。原作のタイトルも[For the Man Who Has Everything](邦題は「他に何を望もう」)と同じです。なお、日本では『スーパーマン:ラスト・エピソード』(小学館集英社プロダクション)と『バットマン:キリングジョーク』(ジャイブ、2004年版)に収録されました。ワーナー版も原作も緊迫感と危機感にあふれるシリアスな内容です。

>透明プレーン
 まあ公務のときや有事のときは、本人が飛んだ方が速い。そういう悲しいアイテムなんですよこれ(取り付けられるエンジンの問題)。これで飛行してきたのは一種のおめかしみたいなものじゃないのかな、優雅ではあると思います。

>植物(Black Mercy)
 宇宙産だからさすがのアイビーも関与のしようがないかと。

>スーパーマンの空気嫁
 スーパーマンのアニメシリーズに登場するラナ(彼女の髪は赤毛)という幼馴染とロイスが微妙に混ざってるんですね。自分はロイスよりラナのほうが好みなので複雑な気分になりました。

No title

> アニメシリーズに登場するラナ(彼女の髪は赤毛)という幼馴染とロイスが微妙に混ざってる

なるほど、と言う事は実際に彼の「理想の女性」なのかもしれないですね。
それから"Black Mercy"はこの作品のオリジナルではなく、もっと前の作品に起源があるものなのでしょうか?
ついでに質問ですが、ラストに出てきた二人が天空?を支える像は、誰を表しているのでしょうか?おそらくこの辺の設定もスーパーマンのアニメにあるのでしょうが、スーパーマンそのものはもちろん知っていても、実は映画等も含めて見た事はないもので。

No title

>この作品のオリジナルではなく、もっと前の作品に起源があるものなのでしょうか?
 説明が足りなかったですね。アラン・ムーア(ウォッチメンの原作者)が手がけた同名のスーパーマンの短編"For the Man Who Has Everything"が、この話の原作です。翻訳されているので日本でも読めます。まあ、原作があるので、起源があるといえばあることになるのかな。

>ラストに出てきた二人が天空?を支える像は、誰を表しているのでしょうか?
 スーパーマン(カル・エル)の両親であるジョー・エルとラーラが惑星クリプトンを天空に掲げているオブジェです。 

No title

tamakaiさん、いつも色々と教えてくださりありがとうございます。なるほどそうすると、あの像が支えている球が崩れた事がクリプトンが失われた事を象徴し、最後にスーパーマンが二人の像に「決して忘れない」と誓うシーンにつながる訳ですね。

No title

>しかしどう見ても怪しいプレゼントを安易に開けるとは、スーパーマンも迂闊な気がします。
TVシリーズでの目線からの想像なのですが、スーパーマンの夢に出てきた宙に浮いているアンドロイドを「ブレイニアック」と呼んでいるみたいでした。TVシリーズではブレイニアックはクラークの敵で電子脳でした。
その電子脳はいつもいろいろなものに変身してクラークを騙します。
それで騙されてプレゼントを受け取ったのかもしれません。

No title

モリーさま、コメントをありがとうございます。

> 「ブレイニアック」
>それで騙されてプレゼントを受け取った

元々はブレイニアクはクリプトン星のホストコンピュータだったらしいので、あの夢の中のブレイニアクはその端末なのだと思います。実はJLUにおいては、彼は驚くべきべき手段で地球侵略を行おうとしますが、多分この時点では関係していないような気がしますね。
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