干支天使チアラット

 他のサイトで偶々存在を知って、このところマイブームのWebコミックです。すでに単行本化されて2巻まで市販されていますが、公式サイトでは最新話を含めて10話分と第1話を無料で読む事ができます。「セーラームーン」に代表される戦闘美少女チームものですが、メンバーがいかにも現代の女子中高生な上にいずれも性格が少し歪んでおり、また敵の怪人らの行動や攻撃が卑猥だったりとかなりパロディの要素を含みながら、一方でメンバーの精神的成長というこのジャンルの中心テーマもしっかり押さえている作品です。
 基本設定としては、干支の動物を決める際にネズミに騙されたネコが数千年の時を経て化け猫の化身として蘇り、ネコ抜きの干支に何の疑問も持たない愚かな人類を恨みや妬みのエネルギー(怨ネルギー)によって生じる「怨魔」を使って滅ぼそうとするのに対し、次々と覚醒する十二支の化身である干支天使(エトランジェル)がそれを阻止するという筋書きで、干支天使はそれぞれの干支の生まれの少女(少なくとも若い女性)というのがポイントです。変身後の姿がチアガールのコスチュームなので、メンバーの名前はすべて「チア〇〇」となっています。最終的には12人の干支天使が登場するのでしょうが、その場合メンバー間に最小でも12歳の年齢差が生じる事になります。
 他作品のパロディの部分がかなりシャレにならないレベルなので、どこかからの圧力がかかるのではと心配する声もあるようですが、私が気になったのはいくつかのネーミングセンスの方です。敵サイドではなく善サイドで「ジェノサイド」や「KKK」は、この作者の場合確信犯的にやっているのだろうと思いますが、ナチスのカギ十字と同じレベルに拙いのではないでしょうか。
 私が読んでいるのは公式サイトの公開分とWeb検索で読める単行本の一部のみなので未だストーリー全話は把握できておらず、さらにタレントには全く疎いために、モブとして登場しているのが具体的に誰なのか等はほぼ理解していません。とりあえず主要登場人物のみ紹介してみます。

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「みなごろしのクロム」連載終了

 以前に一度紹介したwebマンガの「みなごろしのクロム」が、5/14の更新で唐突に最終回(23話)となりました。掲載されている「あしたのヤングジャンプ」は有志が自由に投稿できるサイトなので打ち切りではありませんが、ソロモン教団を始めとするさまざまな伏線を放置しての唐突な最終話からすると、ミトラの上司によるやや無理やりな締め発言はあるものの、作者が話の展開に行き詰って半ば投げ出し気味に無理やり終了させたのでしょう。
 その後の18日に追加された補足においてこの作品世界について解説がされ、以前の記事で私が書いた想像がやや違っていた事が解りました。少なくとも作者の意図としては別にコンピュータ内空間ではなくもっと現実味のある世界であり、クロムが行おうとした「世界の改変」もその通りの意味だったようです。ソロモンの聖騎士がそれほどまでに強力であるとは、実際に描かれた部分からだけでは想像できなかったのですが、六角塔とソロモン教団とが双方の人数と力とによって微妙なバランスを保っているというのはなかなか面白いかもしれません。
 実際にこのまま終わってしまうのか、何らかの形で続編が書かれるのかは今の所解りませんが、行方不明となったミトラを探して三人が世界を旅するという続編の展開は容易に想像できます。そこに六角塔とソロモン教団それぞれが絡んで、これまで描かれなかった細かい設定を出してくれれば、かなり面白い内容になるのではないでしょうか。

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みなごろしのクロム (webマンガ)

 以前に取り上げたワンパンマンは、元は個人ベースのウェブコミックだったものが現在では商業展開するまでメジャー化していますが、今回取り上げるのはおそらくほとんどの人は知らないだろうと思われるマイナーウェブコミックです。素人によるウェブマンガ投稿サイトである「あしたのヤングジャンプ」で偶然見つけたのですが、人気?上位の多くを占めるどうしようもないエロマンガに交じって、ラフな絵が妙に目立っていて、読んでみようという気を起させました。同じ作者の投稿作品をまとめたページをリンクしておきます。
namakemonoの作品一覧
正直なところ、他の短編マンガは面白いとは思えない出来ですが、現時点で14話まで描かれている「みなごろしのクロム」はかなり変わった設定も相まってなかなか興味深く感じました。また、ラフな落書きレベルの絵にも妙な味わいが感じられます。
以下、ネタバレとなります。

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THE PENISMAN (Webコミック)

 以前の記事で紹介した「ワンパンマン」と同様のWebコミックです。タイトルからすると下品な下ネタ漫画を想像しますし、実際に始めの数話は男根そのままの主人公と性具をモチーフとした怪人との戦いという相当におバカな展開なのですが、「立派なヒーローなのにその姿のために差別される主人公の心の葛藤」を中々うまく描いています。そして、主人公を「師匠」と慕うヒロインや怪人出身の仲間たちが加わるにつれて急激に話が深みを増し、強敵である人形屋の登場以降はヒーローものの王道展開となります。 THE PENISMAN
 同じ集団ヒーロー物の「ワンパンマン」と比べ、怪人の設定がかなり異なっています。「ワンパンマン」の怪人は基本的に「人間を害するもの」という位置づけですが、こちらの怪人はその姿によって子供時代からいじめや差別を受け続け、社会に居場所を失って「怪人会」に加わっている者が(特に性具系の下っ端には)多いようで、「悪」とは言いがたいむしろ純粋な人物も多いように思います。もちろん実際の彼らの行動は、一般社会にとって迷惑千万なのは間違いないのですが。ある意味で、こちらの設定の方が、アメコミのスーパーヴィランたちに近いかもしれません。一方で幹部クラスの怪人は、現実世界の色物系芸能人のもじりが目立ちます。「怪人会」が街中に立派なビルを構えているのも、あくまで地下組織であるワンパンマンでの「怪人協会」と大きく異なり、そのため「ヒーロー連盟」との抗争が、広域暴力団同士の抗争か何かのように見えてしまいます。

以降の記述は「ネタばれ」を含みます。

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ワンパンマン巨大隕石編 -- 誰がサイタマの活躍を知らせたのか

 以前に紹介したネットコミックの「ワンパンマン」は、ONE氏のサイト上での本編はほぼ中断状態になっていますが、一方で「となりのヤングジャンプ」サイトでの村田雄介氏の画による再話シリーズの方が、最初のクライマックスである「巨大隕石編」まで来ました。作者自身があまり綿密に考えているとは思えない作品なので真面目に考えるのもヤボなのですが、ここでは主人公サイタマによる隕石破壊がどのようにヒーロー協会に認定されたかに関して勝手に考察してみます。

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