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ST-ENT #88 "Babel One" (バベル1号星)

 StarTrek Enterprise第四シーズン第十二話は、攻撃を受けて燃える戦艦の司令室から始まりました。しかしそれは地球の船ではなく、残骸から這い出して生き残った乗員に脱出を命じたのはAndoriaのShran司令官です。
 Vulcan三連話の最後についにその姿を視聴者の前に現したRomulanが、本格的に話に絡んで面白くなってきました。このENTに登場したTOSでの敵対種族のうち、Klingonの描写は場末のやくざか何かのような魅力のない種族でしたが、Romulanの方はむしろTNGでの彼らを思わせる狡猾さを発揮しています。また、最後のシーンにも完全に意表を突かれました。TuckerとReedがついに敵艦のブリッジに侵入し、Romulanたちと鉢合わせと思いきや、何と無人艦でRomulas本星から遠隔操作されていたとは。それを知った上で思い返してみると、あの艦の行動はいつも少しテンポが遅れていたような気がします。Romulasとの微妙な時差があるのかもしれません。
あの偽装艦技術の進歩した先が、かの有名な遮蔽装置なのでしょうか。
 今回もやはり一番魅力的だったのは、AndoriaのShranとTalasでした。二人が出来ていたのは予想外でしたが、Talasのお色気作戦やShranの暴走気味の行動力などを見ると、Archerよりもむしろ彼らの方に、TOSのKirkらを見るような親近感を覚えます。相手はTellariteではなくこれは策略だ、というArcherの話をShranが容易には信じないのもリアリティを感じ、彼らの存在が話の展開に自然さを与えています。ところでまさかTalasはこのまま助からない訳ではないですよね?
 原題の"Babel One"からも明らかなように、この話はある意味でTOSの"Journey to Babel" (惑星オリオンの侵略)の焼き直しになっています。両方の話も交渉団を乗せて同じ惑星Babelへ向かう所から始まり、Andoria, Tellariteという二つの種族が絡んできます。そして対立を煽っているのが別の種族で、TOSではAndoriaに化けたスパイが潜入していたのに対し、こちらでは偽装艦が登場しました。
 ちょっと気になったのはT'Polの離婚が今頃になってようやくArcherに伝わった点です。Vulcan三連話のラストでの話ですから、既に周知の事実になっていたのかと思っていました。あの時点での直前の私的通信でKossから連絡があったという事は、それまでは正式には離婚していなかった訳でしょうか?もしやVulcanのお役所仕事のせいで、書類がたらい回しされていたとか。
 どうやらこの話も「三連話」形式で続くようで、本当にENTは最終シーズンになってレベルが上がってきました。第一シーズンからとは言わないですが、せめて第三シーズンからこのような展開をしてくれれば、と思うのは私だけではないと思います。

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