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戦略ゲームとコバヤシマルテスト(StarTrek)

 ST-TNG#47 "Peak Performance"は、ST-TNGにおいて「艦隊初の」軍事演習が行われ、それまで外交機関としての側面が強調されてきた宇宙艦隊の別の面がシリーズの主題となる、ある意味きっかけとなる話です。この演習は、少し前の"Who Q"でEnterpriseが初めてBorgと遭遇した後で、どうやらPicard艦長だけでなく艦隊首脳部も必要性を始めて認識した結果らしいのですが、後に唐突に明らかにされるCardessiaとの敵対関係を考えると、かなり不思議な話です。大分以前の記事で、この辺についての考察を書きましたが、今回はこの話に登場する「戦略ゲーム」の話題です。
 このゲームは結局、無理に勝とうとせずに、負けないように鏡打ちすれば引き分けに持ち込めるという、いわば欠陥品だったのですが、なぜそれまで誰もその事に気が付かなかったのでしょうか?それで思い出したのが、StarTrek史上最も有名なシミュレーション「コバヤシマルテスト」です。このテストは「負けるときの心構え」を士官候補生に教える、いわば「絶対に勝てない」ゲームですが、ご承知の通りTOSの主人公Kirk船長は候補生時代に、反則技でこのテストに勝ちました。このKirkの「絶対に負けない」態度がその後の艦隊士官の鑑とされ、全ての士官候補生が彼の考え方に憧れ真似したとすれば、「積極的に勝ちに行かない」というアイディアは始めから誰の選択肢に浮かばなかったのではないでしょうか。もしかするとTNGの戦略ゲームは、プレイする者を(Vulcan人ですら)感情的にさせ、何とかして相手に勝とうと熱くさせる作用を持っているのかもしれません。その結果、感情のないDataが冷静に引き分けに持ち込めると判断するまでは、誰もそれに気が付かなかったというのが、私の想像です。

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