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ラ・レヘンタ (クラリン 著:白水社)

 スペイン北部に位置するアストゥリアス州の州都オビエドを旅行したときに、大聖堂前の広場の一角に立つかなり目立つ貴婦人の銅像を見ました。
La Regenta
気になって帰国後に調べてみて、この銅像は1884-85に出版されたオビエド(作中ではベツスタ)を舞台とする小説"La Regenta"のヒロインのものであると知り、さっそく図書館で借りてみました。ほぼ800ページある分厚い単行本で、おそらくこのような機会がなければ手に取る事はなかった作品なのですが、読んでみるとなるほど非常な傑作小説で、このような形で知ることができて運が良かったと思います。Wikipediaのスペイン語ページに書かれている「ドン・キホーテ以降のスペイン文学における最も重要な作品」という形容も大げさではないのでは。なお「クラリン」(ラッパの意味)は、オビエド大学の法学教授を務める傍ら文筆活動を行っていた著者Leopoldo Alasのペンネームであり、代表作とされるこの小説以外にも舌鋒鋭い文芸評論や短編小説で知られています。

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