FC2ブログ

超生命ヴァイトン (エリック・フランク・ラッセル著:ハヤカワ・SF・シリーズ)

 子供の頃にジュブナイル版を読んだ記憶があり、その後にラインスターの「ガス状生物ギズモ」を読んだときにしばらく両者を混同していた記憶が残っています。ただ、今回改めてハヤカワ版を読んでみると、子供のときの記憶と相当に違っているのが謎です。もしかするとジュブナイル版は大幅に縮約されていたのかとも思ったのですが、こちらのジュブナイル版紹介記事にある各章サブタイトルを見る限りでは、そうでもなさそうです。
 エリック・フランク・ラッセルは英国のSF作家で、この作品(原題は"Sinister Barrier")は彼の代表作であるだけでなく、「人類は地球上の主人ではなく、はるかに高度な生命の家畜である」という「人類家畜テーマ」を生み出した作品として知られています。雑誌に発表されたのが1939年で、本としての出版は1943年なのですが、興味深いのはヴァイトンによって引き起こされた世界大戦において「原爆」が登場している点です。ただ、こちらから参照できる原作のその部分の英語は"atomic bomb"ではなく"atom-bomb"となっているので、現実の原子爆弾というよりも20世紀初頭にすでに知られていた「原子核内に存在するエネルギーを利用した強力な爆弾」程度のニュアンスで書かれているのかもしれません。

続きを読む»

スポンサーサイト

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

プロフィール

X^2

Author:X^2
このブログは、旧ブログ
Babylon5以外のメモ
からの移転先として立ち上げました
。連動するホームページである
Babylon5 Episode Guide
にもどうぞ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク