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第6の大絶滅は起こるのか (ピーター・ブラネン著:築地書館)

 地球で原始的な生命が誕生したのは40億年前程度と推測されていますが、大型の多細胞生物が地球全域に広がったのは5憶7900万年前のエディアカラ紀以降とされています。その後の地球上生命の歴史は決して平坦なものではなく、地球上の大部分の生命が死に絶えた「大絶滅」と呼ばれる現象が少なくとも5回起こっています。古い順に並べると、オルドビス紀末(4億4500万年前)、デボン紀後期(3億7400万年前及び3億5900万年前)、ペルム紀末(2億5200万年前)、三畳紀末(2億100万年前)、そして白亜紀末(6600万年前)であり、最後の大絶滅は有名な恐竜が滅びたものです。
 タイトルの意味は、現生人類の登場から始まる現在進行中の多くの種の絶滅現象が、これらの大絶滅に匹敵するものになりうるかという問いであり、その答えは「現時点では明確にノー、しかしここのまま手をこまねいていると将来的にはあるいはイエス」というものです。史上最大の大絶滅であるペルム紀末絶滅ではその時点で生存していた97%以上の種が絶滅したとされていますが、他の大絶滅でもそれに匹敵する規模の割合で種の絶滅が起こっており、現在人類によって起こされている絶滅の規模とは比較になりません。しかしながら、過去の大全滅においては、さまざまな理由によって起こった空気中の炭酸ガス濃度の急上昇が、気温の急激な上昇を引き起こしており、有効な手を打たなければ今世紀末以降には過去の事例とかなり近いレベルの温室効果ガス濃度急上昇が起こりうるとされています。この本の主題はこの問題に対する警鐘であり、なるべく早く非常に厳しいレベルの温室効果ガス削減が必要であると主張しています。

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