Justice League Unlimited #11 "Wake the Dead"

"The Return"のラストにおいて、Dr.フェイトの元に身を寄せていたのが確認されたホークガールというかシャイアラの、ジャスティスリーグへの復帰がこの回の最大のポイントですが、そのために払った犠牲の大きさが、彼女が今後直面するであろう苦しみを象徴しているかのようです。なお、この回からオープニングシークエンスに登場する面々にシャイアラが加わっています。

 「決別の時」において自らリーグを脱退してどこかへ飛び去ったシャイアラですが、故郷サナガーには当然戻れるはずがなく、地球に留まるしかない状態でした。しかし一方で地球の多くの人々は、彼女の事を「地球の危機を救う正義のヒロイン」から一転して、「侵略者の手先」と見なすようになっていたはずで、結局行き着いたのがフェイトの元だったのでしょう。「異世界からの脅威」における共闘時に魔法の呪文がサナガー起源である事が明らかになって以来、フェイトとシャイアラは互いに関心を持っていたと思われ、それが今回彼女が彼を頼り、また彼が彼女の避難を受け入れた理由になったのでしょう。サナガーと地球での両方とも地位を失った彼女は、「自分はそもそも何者であり、何のために生きているのか」をフェイトの元で探し続けた結果、この話で正に自分の「運命」を悟ったような気がします。
 「異世界からの脅威」におけるソロモン・グランディとの信頼関係は、彼女にとって非常に大きなものであったようで、彼の異常な様子を見ていたのも関わらず、自分と会えば彼が正気に戻ると確信していたかのようです。しかし残念ながら、安らかな死の眠りを魔法によって破られた彼には、ただ純粋な怒りの感情のみしか残っていませんでした。それに気が付き、さらに自分のメイスでしか彼を倒して世界を救えない事を知ったときの彼女の哀しみは、察するに余りあります。しかしそれによって自分の「破壊者」としての運命を受け入れた彼女が、地下の下水路で傷ついたグランディと向き合った最後の瞬間に、恐らく一瞬グランディは彼女の事を旧友だと認識し、静かに目を閉じて止めを刺されたのだと思います。
 地上に戻って役目を終えた事を皆に告げた直後に、マスコミに囲まれた彼女に厳しい質問が突きつけられますが、これは当然の事で彼女も予想していたようです。むしろスーパーマンが自分を庇い、「決別の時」のラストでの彼女をリーグから追放するかどうか残りのメンバーの評決の結果を明かされたときの彼女の意外そうな表情が印象的でした。スーパーマンがタイブレークの票を投じたと言う事は、ランタンが棄権して残り5名のうち、ダイアナと恐らくバットマンが追放に賛成、フラッシュと恐らくジョンジョーンズが反対し、最後にスーパーマンが反対したという事なのでしょう。なお「決別の時」で彼女に最も怒りを露わにしていたダイアナとの確執は、復帰後もしばらくは続くようです。
「決別の時」の時点では、ホークガールの二重の裏切りというシナリオに対して、「なんて酷い役をさせるんだ」と感じたものでしたが、今回あるいはこれ以降のシャイアラの描写を見ていると、JLでの「ホークガール時代」よりも性格に深みを増したように思えます。その一方でグリーンランタン=スチュワートの方は、最初の場面では既にヴィクセンと深い仲になっている様子なのに、シャイアラが戻ってきた途端に妙にふらふらして、腰が定まっていないように見えます。
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