Justice League Unlimited #22 "Question Authority"

この話から第二シーズンの主題であるカドムス・アークの話が四話連続します。しかも時間的にも連続しており、実質的には四話分の長さの単一話とみなせ、これによって、第一シーズンから続いてきたカドムスアークが大団円を迎えます。
 いきなりメトロポリスで暴れまわるマンティスは、アコポリプスの「ニューゴッド」の一人ですが、元々の設定では単なる下っ端の「虫けら」だったようです。今回の地球への侵攻はダークサイドの指示ではなく、アコポリプス内乱のドサクサまぎれだったようですが、それでもスーパーマン+キャプテン・アトムという強力コンビが苦戦するほどの強敵だったとは。

 今回は「忠誠心」の問題がさまざまな形で取り上げられたように感じます。それはキャプテン・アトムに突きつけられた「軍(アメリカ政府)の命令に従うか、リーグの仲間への忠誠心を優先するか」という直接的な問いだけではなく、スーパーマンもまた「「たとえどのような酷い政府であっても、敵対しないのか」という形で問われています。これはまた多くのリーグメンバーにも同様で、この問題に関してはいわばスーパーマンはリーグの代表の役割をしています。実際にはこれは旧リーグ時代の「より良き世界」で投げかけられた問題でした。一方でこれと関連していますがやや異なるのが、初めにロイスがやんわりと、後にDr.ハミルトンがはっきりと口にした、「スーパーマンを筆頭とするメタヒューマンたちは、常に人類に忠実なのか?」という問いです。これは二人が口にしたように、アニメ版スーパーマンの最終話"Legacy"においてダークサイドに洗脳されたスーパーマンの行動から生じた疑問であり、これによっていわば三つのシリーズが共通のテーマで統合されたように思います。
 タフではあっても通常の人間であるクエスチョンは、ほぼこの種の問いに無縁の人物のようです。彼は特定の組織への忠誠心とは無縁であり、必要と考えた事は躊躇なく行う人物として描かれています。リーグを追われたハントレスとそのまま付き合っているのも、その表れといえるかもしれません。今回も正にそのように行動した訳ですが、相手のルーサーが実は常人ではなく、あるものに取り付かれていたために暗殺は果たせませんでした。しかし毎度の事ながら、なぜクエスチョンを拷問などせずにさっさと処刑しなかったのでしょうか?彼がどこまで知ったかなど、どうでも良い事のように思えますが。
 
 ジャスティスローズの世界で起こった事件の映像が、なぜこちらの世界に、しかもカドムスのデータとして残っているのかが疑問だったのですが、考えてみるとあれは拷問を受けているクエスチョンの脳内シーンですね。という事は映像としてではなく文書データとして読み取った内容から彼が想像したシーンという事なのかもしれません。どれでもそもそもカドムスがあちらの世界の出来事に関してなぜ詳しく知っていたのかは不思議なのですが、その諜報力こそが彼らがリーグと対抗できるほど強力な組織である所以なのかもしれません。

 ところでスーパーマンはともかくとして、ハントレスの異常な強さが気になりました。彼女もクエスチョン同様生身の人間なはずですが、特に後半のクエスチョン救出作戦の場面では、いくらスーパーマンの援護があったとしてもありえないほどの無敵ぶりです。一方で、同じ場面でのスーパーマンの突入シーンは、「より良き世界」でのホワイトハウス突入シーンと意図的に重なっていました。おそらく、これからあの世界への同期が起こる事を示しているのでしょうね。
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