ワンパンマン巨大隕石編 -- 誰がサイタマの活躍を知らせたのか

 以前に紹介したネットコミックの「ワンパンマン」は、ONE氏のサイト上での本編はほぼ中断状態になっていますが、一方で「となりのヤングジャンプ」サイトでの村田雄介氏の画による再話シリーズの方が、最初のクライマックスである「巨大隕石編」まで来ました。作者自身があまり綿密に考えているとは思えない作品なので真面目に考えるのもヤボなのですが、ここでは主人公サイタマによる隕石破壊がどのようにヒーロー協会に認定されたかに関して勝手に考察してみます。
 サイタマのヒーローランキングは、隕石破壊直前のC級342位から5位にまで上がっていますから、もちろん協会は彼の活躍を認定した訳で、しかもタンクトップタイガーの言葉からすると、彼が隕石破壊で中心的な役割を果たしたという事まで報じられている事になります。(なおタンクトップタイガーの順位6位よりも上位になったために、余計に彼ら兄弟は憤ったのだと想像されます。)一方で、ダークマター編において、メタルナイトはジェノスが隕石を破壊したと考えているようなので、サイタマの活躍は必ずしも一般には認められていない事が伺えます。実際、もしサイタマが「(竜クラスの災害だった)隕石の破壊に中心的役割を果たした」と協会が本当に認定していれば、その時点で彼はS級になっていたはずですから、協会自体も必ずしも彼の活躍を公式発表通りには信用していないのでしょう。
 さて隕石破壊の経緯は、メタルナイトのミサイル攻撃 -> ジェノスの焼却砲攻撃 -> 数秒後に(サイタマのパンチによって)隕石が粉々に、となりますが、サイタマの動きが速過ぎるために恐らく遠方からでは彼の行動はほぼ見えなかったと想像されます。そのためミサイルと焼却砲によるダブルダメージによって隕石に亀裂が入り、直後に爆発したと見なすのが、サイタマの活躍を見なかった場合の通常の解釈となります。実際、一般人ではあの数秒間の出来事をたとえその場で見ていても正しく解釈できそうもありませんし、せいぜい監視カメラや衛星による遠距離撮影映像頼りでしか状況の把握はできなかったと思われます。すると「サイタマが中心的な役割を果たした」は出てこないはずなので、この部分は誰かが通報した結果です。そうなると通報したのは近くで一部始終を見ていたジェノスとシルバーファング(バング)しかありえません。恐らくジェノスは、メタルナイトと自分の二人の功績と認定しようとした協会に対して、「自分は何も出来なかったのを、先生が一人で破壊した、シルバーファングもそれを見ている」と主張し、協会の事情聴取に対してシルバーファングもそれを認めたのだと思います。しかし協会上層部はいくら何でもそれはありえないと一笑に付し、ジェノスもシルバーファングもその性格からしてそれ以上の説得は諦めたのでしょう。一方でサイタマの入会テスト責任者周辺からの「サイタマが主役だった可能性はあり得る」との報告もあり、その結果があの中途半端な順位上昇だったと思われます。そう考えると、「破片による被害も防げば確実にサイタマはS級に上がっていた」というジェノスの解釈も勘違いで、協会は「C級下位のサイタマが隕石を破壊したなんてとても信じられないけど、S級のジェノスがそう主張しているし、実はサイタマは化け物じみた力を持っているという一部の意見もあるので、とりあえずC級上位まで上げておこう」くらいに考えているのでしょう。
 ところでジェノスの「サイタマ+メタルナイトなら被害を完全に防げた」という意見ですが、実際にはバラバラになった破片をミサイルで一々潰せるとは思えません。むしろサイタマ+タツマキなら完全に防げたと思います。尤もタツマキならあの隕石を単独で止められた可能性もありますが。
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