太陽系近傍で発見された最低温の準褐色矮星

 日本のニュースサイトには出ていなかったのでこれまで気が付かなかったニュースですが、NASAの広域赤外線探査衛星(WISE)によって、これまで発見されたうちで最も低温(225K-260K)の褐色矮星が、太陽系近傍で発見されていました。
NASA's Spitzer and WISE Telescopes Find Close, Cold Neighbor of Sun
 この褐色矮星はWISE 0855–0714と名づけられており、木星の3-10倍程度の質量という事は、褐色矮星というより準褐色矮星、あるいは浮遊惑星というべき天体です。表面温度は上限の260Kでも摂氏-13度、下限の225Kとなると摂氏-48度と南極並みの温度となります。以前の記事でも書いた「竜座の暗黒星」の二重星の低温の方が確かこのくらいの温度だったと覚えています。またWISE 0855–0714の太陽系からの距離は6.5-7.9光年で、連星系を一つの天体と見なしたときには太陽系から4番目の距離にある事になります。昨年にも同じWISEによってもう少し高温の準褐色矮星が太陽系近傍で発見されており、こうなってくるといずれはプロクシマよりも近くに似たような天体が発見される日が来るかもしれません。
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