白色矮星の合体とIa型超新星

 超新星はその光度曲線によって幾つかのタイプに分類されており、Ia型は最も普通に観測される超新星です。その爆発機構は、近接連星系を成す白色矮星が伴星からの質量降着によって質量を増し、自己重力が電子の縮退圧で支えられる限界であるチャンドラセカール限界を超えたために重力崩壊を起こす結果、一気に核反応が暴走するためと考えられてきました。しかし、別の機構の方がむしろ多数派である可能性が出てきたようです。
アストロアーツ
 現代天文学において、Ia型超新星の最大光度はほぼ一定であると考えられており、その性質によって遠方の銀河までの距離の推定に重要な役割を果たしています。この、最大光度が一定という性質は、Ia型超新星が白色矮星の爆発であり、しかもその爆発時の質量がチャンドラセカール限界という一定値であるためであると考えられています。
 もし、今回の観測結果による推定が正しいのなら、Ia型超新星の質量はどれも一定であるという根拠が崩れる可能性があり、その場合、遠方銀河の距離測定に影響が出てくる可能性がありそうです。
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