トーチウッド#10

 第十話「過去からの訪問者」 (Out of Time)では、過去から来た三人の選択がそれぞれ分かれ、色々と考えさせられる話でした。
三人の中で現代に順応できたのが、平凡な少女と思われるエマだったのは一見意外な結果ですが、過去の時代において失うべき地位もなく、年齢が若いために新たな事を受け入れやすいと考えれば、むしろ当然かもしれません。その逆の立場なのがジョンです。恐らく元々の時代では自信に溢れた成功者だったのでしょうが、未来においてはその地位も経験もなんの役にも立たず時代遅れの存在であり、年老いた息子が自分の事すら覚えていないとなっては、絶望に駆られるのも当然でしょう。
 ある意味解りやすい反応を示した二人と違い、ダイアンの反応はかなり複雑です。50年代には恐らく極めてまれな存在であった女性飛行士であるダイアンは、その時代の最先端の生き方をしてきた女性であり、現代社会に対しても臆する事もなく積極的に新しい文化を受け入れていました。しかし、飛行機の操縦が出来なかった事で、ジョンと同様に「この世界では時代遅れの存在である」という現実に直面した彼女は、しかしジョンとは異なる選択をします。もちろん、過去の世界に戻れる可能性は極めて小さく、結果的には自殺と同じなのかもしれませんが、彼女のこれまでの生き方を貫いて、不可能とも思える冒険に立ち向かった決断だと思います。しかし、あの飛行場は航空管制というものが存在しないのでしょうか?
 この話でなるほどと思ったのが、50年前と現代との最も大きな差が「性の解放」という点です。もちろん科学技術や経済の差は大きいのですが、ある程度の知的レベルの人には受け入れ可能な範囲なように思います。むしろ性の解放を含む文化面の差の方が、過去から来た者にとってはより受け入れ困難なのかもしれません。

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秘密情報部 トーチウッド 10話「過去からの訪問者」

乱気流に巻き込まれた小型飛行機が着陸した。

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