宇宙探査機に関する2題

 年が明けてから何かと気ぜわしく、昨年末最後の記事を書いてから1ヶ月が過ぎてしまいました。いくつか書きかけの記事があるのですがなかなか文章がまとまらないまま放置したため、ついにブログトップに広告がでるようになってしまいました。その広告を消すためともう一つ、何か一つでも記事を載せればそれをきっかけに他の書きかけ記事も文章をまとめられるのではと思い、今回は日米の宇宙探査機に関する二つの話題を書きます。
1. 2006年1月19日に打ち上げられたNASAの冥王星探査機New Horizonsが9年の年月を経て目的地に近づき、今月の15日からいよいよ冥王星の観測が始まります。実際に冥王星に再接近するのは7月14日で、現時点ではまだ1天文単位以上離れているため本格的な観測ではなく、搭載されているすべての観測装置が常時稼動するのは6月になってからです。打ち上げられた当時は2015年というのは相当未来のように思えていましたから感慨深いものがあります。Voyager2号も海王星到達までに同等の年月を要しているのですが、木星、土星、天王星と次々に接近していったVoyagerとは異なり、New Horizonsは007年の木星接近後は2010年のクラントルの遠距離探査以外ほぼ何も観測していなかったため、半分忘れられていたような印象さえあります。

2. 2010年5月21日に打ち上げられた日本の金星探査機あかつきは、同年12月6日に金星周回軌道への投入に失敗した後も金星付近の軌道を公転しつづけていましたが、今年12月7日に再度金星周回軌道への投入が試みられる事になりました。残り燃料等を考えるとこれが最後のチャンスとなるようで、初めの予定よりはるかに長い5年間の間飛行した探査機が重大な故障をしていないことを祈ります。はやぶさの帰還成功体験があるので、つい今回も期待してしまいますが、正直なところかなり厳しいのではと思います。なお、今回投入される予定の金星周回軌道はかなりの長円軌道であり、当然の事ながら当初の計画よりはかなり観測条件が悪くなります。従ってたとえ軌道投入に成功しても当初の目的を達成できた訳ではなく、「完全な失敗ではなくなった」レベルである事を忘れてはいけないでしょう。
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テーマ:宇宙・科学・技術 - ジャンル:学問・文化・芸術

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今年もよろしくお願いします。
今年はニューホライズンズの冥王星探査はもちろんですが、ドーンのケレス探査も楽しみです。
ケレスって水蒸気噴出も観測されているそうで、実はエウロパ型の氷惑星の可能性もあるのではと思っています。
わりと近いのに小さくて暗いので注目されてこなかった準惑星なので今回の探査にはとても期待しています。

>打ち上げられた当時は2015年というのは相当未来のように思えていました

全くその通りですね。10年があっという間です。

piaaさん、こちらこそ今年もよろしくお願いします。
これを書いた後で、そういえばDawnによるケレス探査も今年だったなと思い出しました。ヴェスタとケレスも同じようで結構違う天体らしいので、探査結果が楽しみです。さらにもしケレス探査が順調に終われば、ミッション延長してパラスに向かうという話もあるようですよ。
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