冥王星最接近真近のNew Horizonsに障害発生

 最接近を15日に控え、冥王星やカロン表面の模様まで見えてきていよいよと思っていたNew Horizons探査機に前日(7/4)に起こった通信障害が復旧したというニューズをNASAのホームページで読んだのですが、yomiuri onlineの記事によるとその後も多くの観測機器が使えない状態のままのようです。

最接近目前、冥王星探査機に障害…機器動かせず

 米航空宇宙局(NASA)は5日、冥王星探査機「ニューホライズンズ」に障害が発生し、観測機器を動かせない状態になっていると発表した。 同機は日本時間14日夜に冥王星へ最接近する予定で、NASAが復旧作業を急いでいる。
 NASAによると、日本時間の5日未明、通信不能の状態に陥り、約1時間20分後に回復した。しかし、その後も一部の機能しか動かない状態になっているという。同機は現在、地球から49億キロ・メートル離れており、通信に往復約9時間かかるため、復旧には数日かかるとみている。
© The Yomiuri Shimbun
 9年も掛けて目標真近まで来たところでこんな事態になるとは何とも運が悪いですが、実際にはこれまでの飛行時間のほとんどを休眠状態で過ごし、フル稼働させたのは最近になってからなので、そこで初めて気が付かなかった異常が出たという事なのでしょう。これが地球周回軌道上の衛星なら兎も角、地球等の通信に往復9時間掛かる状況でこうなると、再接近までに回復させるのは困難を極めそうです。こうなると、打ち上げ前に言われていたバックアップ機と二機体制にすべきだったという意見がやはり正しかったかもしれません。
 ただ、NASAのホームページの最新記事では7日には復旧する予定で、おおむね観測に差支えがないとなっています。
NASA’s New Horizons Plans July 7 Return to Normal Science Operations

asahi.comの記事はこのNASAの発表内容に沿ったものなので、yomiuri onlineの記事はよく言えば「裏を読んだ」、悪く言えば「勝手に悲観的に解釈した」ものと言えます。
スポンサーサイト

テーマ:宇宙・科学・技術 - ジャンル:学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

X^2

Author:X^2
このブログは、旧ブログ
Babylon5以外のメモ
からの移転先として立ち上げました
。連動するホームページである
Babylon5 Episode Guide
にもどうぞ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク