New Horizonsによる冥王星に関するいくつかの新発見

 7/15の冥王星最接近時に観測されたデータを中心に、現在も次々とNew Horizonsから新たな観測データが送られてきており、冥王星系に関する多くの新たな情報が明らかになってきています。今回はNASAのホームページに挙げられているいくつかの新発見について書いてみます。
 1. これは全国紙やネットニュースでも報じられていた内容ですが、最接近前に発見された冥王星のハート型の地形(トンボー領域)の中央左側に、天文学的にはかなり新しく(一億年以内)作られた平原地形が見つかりました。この地形は一酸化炭素やメタン・窒素が凍り付いてできていますが、さらにそれが地球の氷河のように流れてクレーターに流れ込んでいる様子が映し出されています。New Horizons Discovers Flowing Ices on Pluto
このような地形ができるためには何らかの熱源があるはずなのですが、木星や土星の衛星のような潮汐力とは考えられないため、今のところその正体は不明です。

 2. 冥王星にはごく薄い大気がある事は地上からの観測によって1980年代には明らかになっており、その量(表面気圧)が段々と増加傾向にある事が解っていました。しかし今回のNew Horizonsによる観測データは、これまでの推計よりかなり表面気圧が低い(地球の大気圧の10万分の1)事を示しています。New Horizons Reveals Pluto’s Atmospheric Pressure Has Sharply Decreased
これを説明する一つの仮説は、冥王星の大気の半分程度が最近になって表面に凍りついたというもので、それが正しければ大気圧の減少傾向はさらに続く事になります。
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