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トヨタ寄贈の「フランダースの犬」記念碑はなぜ中国資本寄贈の石像に置き換わったのか:デジタル毎日記事

 以前にこのブログで紹介した「フランダースの犬」に関する最近の動きとして、2003年に日本企業がアントワープ市に寄贈した「フランダースの犬」記念碑が、2年半前に中国企業が寄贈した像に置き換わっていた事が、デジタル毎日で報じられていました。
トヨタ寄贈の「フランダースの犬」記念碑はなぜ中国資本寄贈の石像に置き換わったのか
ネトウヨを引き寄せそうな記事タイトルとは対照的に、本文は以前にここで紹介した本の内容も含めてかなりしっかりと調査して書かれたものです。記事にあるように、旧記念碑はその位置と構造上トラックがぶつかって破損する事が何度もあり、修復の費用が市にとって負担になっていた事、そして「誰がネロとパトラッシュを殺すのか」にもあったように、そもそも外国人の一方的な思い込みで描かれた「フランダースの犬」の物語は地元にとって興味がなく、むしろ不快なものだった事実を知れば、公平な読者ならばアントワープ市の結論が仕方ないあるいは当然の結果と理解するでしょう。しかしながら、この記事が転記されたヤフーニュースのコメントを見ると、それが理解できない人たちが結構いるようです。
 妙に話のスケールを大きくして、日本の国力の低下や外交敗北に結び付けて悲憤慷慨しているコメントはかなり真面な方で、ベルギーやさらにはヨーロッパ全体を恩知らずの拝金主義者と罵って罵詈雑言を浴びせ、遂には全く関係ない韓国叩きにまで結び付けているコメントなど、どうやら記事をきちんと読めておらず、タイトルだけで脊髄反射して自分の歪んだ思い込みを吐き出しているようです。実際、それほど長いわけではないこの記事に対して「長すぎる」とケチをつけているコメントが複数あり、彼らは三行以上の文章が読めないというのは本当なのではと思えてきます。
 これに限らず、このところの日本と他国の主張が対立したり、国際機関で日本側の主張が通らなかった場面において、相手国や国際機関への罵詈雑言が特にネット上で目に付きます。それまでの韓国や中国だけでなく、捕鯨問題でのオーストラリアやJOC前会長への捜査でのフランス、さらにこの問題でのベルギーなど多くの問題で共同歩調をとれるはずの国を口汚く罵って貶め、果ては「そんな国は相手にしない」と強がった末は、日本の国際的孤立を自ら招く戦前日本への回帰なのではと危惧しています。
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テーマ:雑記 - ジャンル:学問・文化・芸術

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