Doctor Who #20

 前話ラストの大ピンチをドクターの隠しアイテムであっさり乗り切り、実は味方だったピート(ローズパパ)や自らも生み出したサーバーマンに取り込まれてしまうルーミック、死んだリッキーと入れ替わってパラレルワールドに残るミッキーと、「お約束の展開」でしたが、中々面白かったです。前の記事でも書いたように、サイバーマンとダーレクとはとても共通点が多く、恐らく一般的な英国人が漠然と抱いているソビエト型全体主義への恐怖を象徴しているように思います。さらに今回の場合、イヤパッドからの信号に従って黙々とサイバー工場に向かう人々は、自らの意思を失って外から与えられる情報に操られる現代人が、思考停止状態でいつの間にか自ら全体主義に囚われてゆく姿を現しているようで、かなり皮肉が利いています。
 前話のピートと大統領との会話シーンを観て、実は彼はスパイなのではという想像をしていましたが、リッキーらの組織と繋がっているとまでは予想できませんでした。これも前話での派遣ウエイトレスに化けたローズと、ピート、ジャッキーそれぞれの会話のトーンが、今回二人の運命が分かれる事を示唆していたという気がします。
 ドクターと行動を共にして、彼の危機を救いながら命を落としたムーアに関しては、本名アンジェラ・プライスや家族の話まで出ていましたら、恐らく今後何らかの形で元の世界の彼女が再登場するのでしょうね。もう一人気になった人物は、ルーミックの部下クレインです。もちろんサイバーマンに変えられてしまう事を知りながら命令に従ってホームレスたちを駆り集めた時点で悪人な訳ですが、ルーミックの狂気の野望を知って遅まきながらそれを止めようとした姿は、大勢に流されて道を踏み外した平凡人の最後の反逆を見るようで、印象に残りました。
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