ST-ENT #71

 StarTrek Enterprise第三シーズンの第十九話が放送されました。この回を含め、今シーズンは残り六話となります。
 それで内容は、と言うと、・・・言葉もない・・・。このまま今回は記事を書くのを止めようかとも考えました。T'Polが壊れていた理由が、曲がりなりにも説明されたのはともかく、前回少し希望の光を見たのは、全くの錯覚だったようです。一つ前の記事に私が想像して書いた、製作者の隠れた意図は、とんでもない誤解でした。Berman, Braga, Cotoらが、これまでの路線を反省すると期待した私が馬鹿で、彼らの目的は、FOX TVニュース同様に何が何でもネオコンのイラク政策を正当化する事でした。Archerの過去の言葉を引用して必死で彼を諌めたT'Polが「壊れていた」という落ちは、正に正気と狂気の逆転ですね。それにしてもArcher船長, するとこれまでは「一線を越えて」なかったんですか? この期に及んであの言い訳は、さらにみっともないから止めてください。
 堕ちる所まで堕ちたEnterprise船内以外での展開も、どう見ても崩壊寸前のEnterpriseを残して突如引き上げる攻撃艦隊や、尋問も何も無しでArcherをあっさり返したお人よしのXindiや、全てご都合主義そのものでした。それから(分裂した)Xindi評議会でのDegraの言葉ですが、球体創造者のこれまでの主張って、あの何の説得力もないArcherの「証拠」よりも、もっと証拠が乏しかったんですか? どうやらXindiは、何処の誰とも判らない相手に言われた事を、何でも鵜呑みに信じる愚者の集団のようです。
 まあ、ドラマの製作者はそのドラマ世界では、神同然の存在です。現実世界のお偉いさん同様に、戦場で野垂れ死にするのはどこかの名もない愚民で、自分の子供や孫は絶対安全ですから、どんな酷い展開も安心して描く事が出来ます。しかし、愚かな政策によって戦場に送られる貧乏人は、その国を捨てるという選択肢が取れないのに対し、視聴者はそのドラマを見捨てる事が出来る事に、彼らは気が付いていなかったようですね。
 Archer船長以下クルーの、この所の落ちぶれ振りを、未だ理想社会に到達していない22世紀を扱っているENTならではの現実的描写、と肯定的に評価する意見も散見しますが、私はこの種の現実まがいをStarTrekに求めていません。現実性なら、ドラマでなくて正に現実社会で嫌と言うほど学ぶ事が出来ますから、StarTrekには理想を追って欲しいです。
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