DS9: ドミニオン戦争後のカーデシア

 DS9の最終回で、Alpha宇宙域全体を揺るがせたドミニオン戦争は、惑星連邦とその同盟軍の勝利で決着しましたが、戦後の状況については映像では一切触れられていません。もちろん、VOY最終盤や「ネメシス」などで連邦やロミュランの状況はある程度判りますが、そこでも戦争の影響はほとんど描かれていません。そこでここでは、事実上の敗戦国となったカーデシアのドミニオン戦争後の状況を考えてみたいと思います。
 カーデシアは戦争前からクリンゴンの侵略を受けていた上に、戦争の最終盤には艦隊が連邦側に寝返った報復として、ジェムハダー軍によって大虐殺が行われました。その上戦争後には、少なくともクリンゴン、ロミュラン両国には莫大な賠償と領土割譲を要求されたと思われ、恐らく国家破綻状態になったでしょう。クリンゴンは実際に多くの犠牲を出しており、またMartok総統は就任したてで権力基盤が弱いですから、それなりの賠償を得なければクリンゴン国民は到底収まらないでしょう。それに、クリンゴンの侵略にも手を打てなかった惑星連邦が、彼らに賠償放棄を説得できるとは到底思えません。だれがカーデシアの新指導者になっても、国家再建は絶望的な状態ではないでしょうか。下手をすれば第一次大戦後のドイツの二の舞になり、新たな大戦争の火種になりかねません。

 Star Trekの新シリーズ"Enterprise"が実際に発表される以前に、USS Titanの艦長となったRikerを主人公として、連邦崩壊を扱う新シリーズのシナリオが一部で囁かれていました。もし実際にそのシナリオが存在したのなら、案外ドミニオン戦争の戦後処理の失敗がその遠因になるのかもしれませんね。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

X^2

Author:X^2
このブログは、旧ブログ
Babylon5以外のメモ
からの移転先として立ち上げました
。連動するホームページである
Babylon5 Episode Guide
にもどうぞ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク