はやぶさの帰還とあかつきの失敗

 色々と忙しかったというよりも気忙しい日々が続き、このブログを半ば放置状態にしていました。もちろんその間にもさまざまな出来事があり、記事を書こうと思った事も何度もあったのですが、結局手をつけないままに年末になってしまいました。ブログの再開を期して今年中に一つは新たな記事を書こうと考え、表題の内容を思いつきました。
 「はやぶさ」が深刻な故障を起こし、地球への帰還が絶望視されていた頃に、もう消えてしまった以前のブログの記事で、「計画に無理があったのでは」と批判的に取り上げたのですが、その後「奇跡の生還」を果たして日本中がそのニュースで湧きかえりました。はやぶさ制御チームの根性というか大変な努力を見くびっていた自分の不明を恥じたのですが、同時に「結果良ければ全て良し」は間違っているだろうとも感じていました。その後今度は金星探査機「あかつき」の金星周回軌道への投入失敗とその原因調査の結果を見て、はやぶさ帰還劇の手放しの礼賛はやっぱり間違っていたと確認した次第です。
 はやぶさの帰還は「奇跡」とまでは言わないまでもかなり運が良かった結果であり、計画そのものは基本的に失敗だったという認識が重要です。それを抑えないままの結果論での賛美は、「はやぶさでは結局うまくいったから、今度もこれで大丈夫」的な思考を招き、後に大きなつけを払う事になりかねません。実際、はやぶさの故障とあかつきの失敗の原因は探査機の軽量化のため冗長性を犠牲にした事であり、それと関連して信頼性が万全ではない新たな技術に頼り過ぎたためと考えられます。別の小惑星探査を目指す「はやぶさ2」の開発に関して、「もし大幅な設計変更が必要ならば2014年の予定が間に合わない」という声がでているようですが、当初の計画にこだわらずに十分な検証と見直しをした方が良いと考えます。
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