Justice League #16-17 「憎しみ」 (Fury)

 例えばStarTrekならTASの"The Lorelei Singal"のように、男性が主導権を握っているチームのシリーズものにおいて「もし何らかの理由で女性メンバーしか動けなくなったらどうなるか」を描いた話がときどきあるのですが、今回は正にその一つです。特に後半では男性陣ではバットマンだけはやや活躍したものの、ほぼワンダーウーマンとホークガールの独壇場となり、女性三人組のヴィランチームと対決となりました。
 始めの辺りで、ワンダーウーマンがそのままの姿でデパートの中をぶらついているのですが、それを見ている店員たちはまるで通常の客と同様に対応しています。他の話での描写も含めて考えると、どうやらこの世界ではスーパーヒーローたちは特に変装する事もなく日常生活を送っており、世間も彼らの姿を見慣れていて別に興味を示す事もないようです。ただし今回の場合は、デパートの外にワンダーウーマンの足に見とれている野次馬が集まっていましたが。ワンダーウーマンが男に媚びる女をあまりよく思っていない事を示唆するこのシーンでの会話は、その後の事件の背景を象徴するようなものでした。
 今回のアリシアが雇ったヴィランチームは、「正義を脅かす陰謀」のルーサーによる雇われメンバーと、チーターがツクリに入れ替わった以外は、ほぼそっくり重なっています。始めのうちは、「ルーサーよりはるかに良い」とメンバーからの評判が良かったアリシアですが、目的を明らかにして男たちを片付けた後は、残った女性メンバーに対しても命令口調になり、ルーサーの態度とあまり変わらなくなります。彼女の命令をツクリが反発する様子もなく淡々と受け入れていたのは始めの雰囲気から予想通りだったのですが、スターサファイアの方は宝石に目がないなどかなり現実的かと思っていただけに、やや意外でした。救助活動現場に彼女が現れたときには、アリシアを排除するまではジャスティス側と本気で共闘する気だと思ったのですが・・・。ただ、原作コミックでのスターサファイアについて調べてると、彼女もまた「女性至上主義」的な出自を持つヴィランらしいので、当然なのかもしれません。
 後半にも登場したヒッポリタですが、アリシアを妙な教育で歪めてしまった責任を感じてセミキスラから出て来たものの、足手まといになっただけでした。半神のようなアマゾンの女王の割には、アリシアだけでなくツクリにさえも手も足も出ないとは、かなり情けない感じです。いっそアマゾン部隊を災害救助派遣してくれた方がよほど人のためになったのでは。まあ彼女が捕虜にされたおかげで、マザコンのワンダーウーマンを激怒させたという効果はあったようですが。

 
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