Justice League #24-26 「歪められた過去」 (The Savage Time)

 時間SFものでは、過去に干渉して変えられた歴史を正義の側が正しに行く、という話は定番ものであり、長編SFシリーズでもかならず一回は登場する話です。またそう言った話において「第二次大戦でナチスドイツが勝ったら」という展開は、特にアメリカのSFではお約束の設定で、StarTrekでも第五シリーズ"Enterprise"において正にそれが描かれています。このJustice Leagueのアニメ版でも、第一シーズン最終話がそういった話となりました。
 ただ、今回のヴィランのヴァンダル・サベッジは過去に戻るのではなく、過去の自分自身に未来の情報を知らせるという形で歴史を改変しているのは、やや珍しいかもしれません。そのため、結末においても歴史は元に戻っておらず、「サベッジが一時的にナチスドイツを乗っ取り、オーバーテクノロジーによってヨーロッパにおいて連合国軍を蹂躙した」という歴史が残った事になるのですが、こういった事は気にしなくてもよいのでしょうか?少なくとも戦場でのスチーブ・トレバーとワンダーウーマンの出会いがなければ、ラストシーンでの二人の邂逅シーンが意味を成さないはずなので、その部分の歴史は残ったままなはずです。
 その老トレバーとワンダーウーマンとのシーン以外にもうひとつ印象深かったシーンは、レジスタンスリーダーとなっていたもう一人のバットマンとスーパーマンとの会話です。歴史を正せば政権に殺された自分の両親は死なずに済むのか、という彼の問にスーパーマンは口ごもりますが、もちろん元の歴史でもバットマンの両親は「強盗に」殺され、それがきっかけで「バットマン」が誕生している訳です。
 ヴァンダル・サベッジはDCユニバースで有名なヴィランの一人で、今回は言及されませんでしたが、不老不死の存在のようです。従ってグリーンランタンに撃てるなら撃ってみろと挑発したのも、単なる強がりではなく自分を殺す事は出来ないという自信から来る行動と思われます。
 今回のドイツ側の新兵器の大きさが場面によってかなり異なるのが気になりました。初登場時はビルより巨大なとてつもない「怪物戦車」といった代物でしたが、アメリカ侵攻に向かうジェット機に積み込まれているシーンではせいぜい通常の戦車程度の大きさで、あれなら連合国側も十分に対抗可能では、と感じました。
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テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック

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